私の故郷は山間の小さな村です。今は平成の大合併で飯田市の一部となっていますが、限界集落の代表のような所です。
そんなところで母が頑張って生活しています。
昨日は父の命日でもあったので、母の所に行ってきたのです。
大好きな実家の裏の山、畑、お寺。
もうすぐ90になるのだけど、近所のおばちゃんたちと不自由ながら、介護保険のお世話にもならず、気丈に生きてる気の強い母を、リスペクトせずにはいられない、私。
お風呂大丈夫?と聞けば、いざとなったらももちゃと変わりばんこに見張っとってもらって入るで大丈夫。という。
96歳の2件となりのおばちゃんは、これからネギこぎに行くんな、生協が来るで今夜はすき焼きだよ、食べてくか?だって。冗談でもうれしいよ。
隣のおばちゃんもやっとこやっとこ一人暮らし。おばちゃんの息子に頼まれとるんだって。うちの母、安否確認を。
みんなで支え合って生きてる。みんなが声かけてくれて、こういう生き方に是非ご褒美下さい!
と叫ばずにいられない。
おばちゃんたちが私にいう。ミイちゃおかあちゃを連れて行かんでな。ここはこうやってみんなの生活を、暮らしを、生き方を保っているのだから。
わかるよ。誰一人欠けてはいけない小さな部落。
コロナ禍でも頑張るぞって、ここにはコロナ入れんようにしんとって、頑張ってる。同級生が民生委員で見に来てくれたり村中の人に見守られてる。
一度来て深呼吸してみて下さい。
正八幡宮神社の山百合も咲いてた。この香り、大好き。ここが大好き。
一日でも長くここで母が暮らせますよう祈る他ない。
炎天下のお墓の草取りのにはまいったけど、笑。