登場します、私ごとで私の母です。
89歳8ヶ月無事この夏も一人暮らしを順調に満喫していると思いきや、とうとう挫折してしまい、なぜかすんなりとあんきの森にやってきました。
私はというと、えっ!本当にいいの?あんなに大事にしてきた自宅での暮らしをこんなにも簡単にポイッと、お母ちゃん、マジかよ!って思いで困惑したりきつねにつままれた気分でした。
ちょうどサ高住に空きがあったからショートステイを経て、落ち着いたところで1Kのサ高住でみんなに温かく見守られわがままいっぱいに暮らし始めています。
なぜかとても楽しそうで、優しい顔で。
一人で頑張って暮らしてきたんだな。近所や細かい日常や、軽くやっていたと思っていたけど、そうじゃなかったんだな、年をとるってえらいことなんだなとつくづく思った。
私は毎日母の顔を見れて、台風や大雨の時も案ずることも無くなって、1日おきの安否確認の電話もかけることがなくなって、なによりも実家に帰ることがこれからはもっともっと遠のくのだとちょっとだけ感傷的になったりもした。
しかし、母はたくましい
笑いなよって言ったら、笑っとるわ!とこの顔。
草取りしたり、アイロンかけのお手伝いしてくれたり。
気ままに暮らしてきたので、そのままをあんきに落としていってくれるので、すごく嬉しい。
こうでなきゃ!って暮らしをみんなに示してほしい。
自分の力で生きやすくしてゆくと楽しいよって。
施設に入っても、人の助けがいるようになっても、何にも遠慮はいらないんだよ。しっかりと生きるんだ、自分らしく。
なので、毎日怒られています笑 まだまだこの母に躾けられているのです!