静かにせつさんが逝ってしまいました。5月の終わりです。
99歳に8日になったばかり。
あんきでは、なかなか98の壁が高すぎて越えられなかった。じーじもたけさんも、あと少しというとこだった。
ことさんもそうだった。
せつさんが99に近ずくにつれ、なんだか心細くなる自分たちがいた。
3月ころから食欲もなくなり、時々点滴したこともあった。いろんな工夫でなんとか食べてもらおうと努力した。
マイペースのせつさんは最後までマイペース。
たった1日半寝込んだだけだった。
これは、せつさんが並べたテーブルの上の写真。
何を思って並べてたんだろう。
お上品で、三味線の先生で、優しく思いやり溢れ、絶対音感に恵まれ、そして食いしん坊。
何かおいしいものあるの?
ありがとね。
手を引かれなが歩く姿が目に焼き付いて淋しいです。
もう、せつさんに会えない事がこんなに淋しいなんて…。
私もせつさんみたいなおばあちゃんになりたいな。
美しい最後の顔でした。
もうせつさんみたいなおばあちゃんには会えないでしょう。
だけどまた会いましょう。